2005年06月15日

景気と景気変動・景気循環

今日はマクロ経済学の中でも、割と身近な「景気」についてです。

<景気>

そもそも、景気という言葉は良く使いますが、何だか説明できますか?
簡単に言うと、「景気」とは経済活動の勢いのことです。

モノが良く売れて、企業が儲かり、社員である個人の所得が増える、このような状況が好景気ですね。経済活動の勢いが強い状態です。
逆に、モノが売れず、企業が儲からず、個人の所得も増えない(または減る)ような状況が不景気です。経済活動の勢いが弱いか後退している状態です。

<景気変動>

景気とは経済活動の勢いですが、それは絶えず変化しています。
好景気の時もあれば、不景気のときもあります。
このように、景気の勢いが変わることを「景気変動」と言います。

<景気循環>

景気変動には一定の波があると言われています。
一定周期で好景気と不景気が繰り返される、というものです。
代表的な周期に、40ヶ月・10年・20年・50年という4つの説があります。
これらの、一定の周期を持った景気変動を「景気循環」と言います。

【1】キチンの波

約40ヶ月の周期を持った景気循環は「キチンの波」と言われています。
これはアメリカの経済学者キチンが明らかにしたもので、企業の在庫投資が約40ヶ月で一巡するということから導き出されました。そのため、在庫(投資)循環、小循環、短期波動などと呼ばれることもあります。

【2】ジュグラーの波

約10年の周期を持った景気循環を「ジュグラーの波」と言います。
これはフランスの経済学者ジュグラーが明らかにしたものです。企業の設備投資が約10年で一巡するということから導き出されました。そのため、設備投資循環、主循環、中期波動などと呼ばれることもあります。

【3】クズネッツの波

約20年周期の景気循環は「クズネッツの波」と言われています。
これはアメリカの経済学者クズネッツが明らかにしたものです。建築物の需要の波が約20年で一巡するということに起因しています。そのため、建築循環と呼ばれることもあります。

【4】コンドラチェフの波

約50年の周期を持った景気循環を「コンドラチェフの波」と言います。
これはソ連の経済学者コンドラチェフが明らかにしたもので、技術革新が約50年周期で起きる、っということに起因しています。大循環、長期波動などと呼ばれることもあります。


個人的にはこれらの4つの波を覚えるときに、それぞれの頭文字を取って「キ・ジュにクズ・コを(喜寿に葛粉を)」と覚えています。(想像しながら)
こういった用語を覚えておくのも悪くはないですよね。
どれだけ役に立つかわかりませんが・・・。

posted by jhirano at 21:35| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学(マクロ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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