2005年06月25日

効用関数

ミクロ経済における消費者行動の分析理論として「効用理論」というものがあります。
これについて、次回との2回に渡り説明したいと思います。
今日は「効用」「効用関数」というものを説明します。

<効用>

経済学における「効用」とは、「財やサービスが消費者の欲望を満足させる度合い」を意味します(大辞林より)。消費者は何かを購入すると、「製品それ自体からの効用」と「取引からの効用」を得ることができます。(もちろんこれに「支払い価格」というマイナス要因があります)欲望を満足させるもの、これが効用です。

効用という概念は「総効用」と「限界効用」に分けることができます。
総効用とは、消費する財全体から得られる満足の大きさのことです。
限界効用とは、財の消費量を1単位増加した時に得られる総効用の増加分のことです。

<効用関数>

総効用というのは、消費量が増えるほどその増加率が小さくなります。(図1)
これは例えば、100万円が200万円になるとうれしいけど、500万円が600万円になってもそれほどはうれしくない、という理屈と同じです。同じ100万円という増加分が、満足感の上昇に違いを起こしているのです。図1は効用関数と言います。

効用関数.JPG

図1:効用関数

これを消費量と限界効用の関係で表したのが図2です。
このような消費者行動を「限界効用逓減の法則」と言います。
(逓減(ていげん):時と共にだんだん(徐々に)減ること)

限界効用逓減の法則.JPG

図2:限界効用逓減の法則

一般的に、家計はこの効用水準を可能な限り大きくするように行動する、と言われています。


以上、本日は効用と効用関数について説明しました。
posted by jhirano at 21:32| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済学(ミクロ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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